初日の出を見に行こう【九十九里浜】

旅行記

突然だが、僕は毎年年末の予定が決まっている。

帰省? 大掃除?

いいえ、冬コミです。

知らない方のために軽く説明すると、冬のコミックマーケット、通称冬コミは年末にビッグサイトで数日間開かれる同人誌即売会だ。

何年か前は始発でコミケに行ったりもしたが最近は開場1時間前に着くようにすることも珍しくない。
それでも3日間連続でかなりの体力を消耗することになるので正月はクタクタになっている。

しかし、今年はコロナの影響でそれが中止になってしまったので、毎年使い切っている体力が新年に持ち越されるわけだ。

去る12月31日、思い立ったが吉日というか前日だが初日の出を見に行こうと決意した。

旅行日程:2021/01/01

どこへ行こう? 九十九里浜へ行こう!

初日の出を楽しむなら山頂からの御来光と海辺での水平線から昇る太陽の2通りがあるかと思うが、今回はやっぱり視界いっぱいに広がる海と輝く太陽を見たかったので、海に見に行くことにした。

都内から比較的近い日の出が見えそうな海辺として候補に上がりそうな房総半島・三浦半島・伊豆半島の中、三浦半島は房総半島に隠れて日の出が見づらい懸念があって却下。伊豆半島はなかなか遠くて早起きがきつそうなので却下。最終的に房総が景色と距離の両面で良さそう。

房総で日の出スポットとして一番有名なのは恐らく銚子の犬吠崎だろう。
千葉県の東の端っこで、人が住んでいる平地で初日の出が一番早いスポットでもある。(到達難易度は比べるべくもないが、最速は南鳥島)
今年は年末年始の終夜運転もないからこそ比較的空いているのではないかという予想もしたのだが、密になるところは行きたくなかったので、よりマイナーそうな九十九里浜からの太陽を拝むことにした。

九十九里浜なら距離も短く、高速からも近いので銚子より1時間近く早く着けるのも魅力だった。

念の為、天気予報も確認するとしっかりと晴れそうだ。

都内から九十九里浜までの大凡のルート

いざ、九十九里浜へ!

おはようございます。

こちら、2021年元日の朝5時です。

いくら九十九里浜まで片道1時間で行けるとGoogle先生が言っているとしても、6時47分の日の出ギリギリに行くほど考えなしじゃない。休憩時間や現地での日の出待ち時間を考慮して5時過ぎに自宅を出た。これなら普通に考えてタイムリミットの30分前には着ける。大丈夫。大丈夫。

全然、大丈夫じゃなかったーーーーッ!

京葉道路に乗っていた頃から薄々東へ行く車の数が多いな〜とは思っていたけど、出口のIC付近ではもう大混雑よ。多少空いていると思われた九十九里浜でさえこの混雑なら、もし銚子に行ってしまったらどんだけ混んでたんだろう?

久しぶりにコミケの行列に並ばなかったのに、長蛇の渋滞に捕まってしまった。。。

特に東金九十九里有料道路なる聞いたことなかった有料道路が、ETC利用不可という時代の流れに逆行するシステムのせいもあって行列が遅々として進まなかったので、急遽Uターンして下道を突き進む。

比較的空いていたこの画像中央左側の場所に決定!

ここら辺一帯が確実に日の出が見られそうな海岸っぺりなのでどこでもいいっちゃいいんだけど、まあ中間くらいが一番人が少ないだろうかという独断によりここに決定。

下道もなかなかに混雑していて、ナビと勘を駆使して突き進むことしばし。空が完全に白くなってきていた。

浜辺に着いたのは07:00頃。

ええ、太陽は完璧に水平線から離れていましたとも。

なんなら、既に帰る人もちらほらと。。。

肝心の朝日の写真をどうぞ……

しかし、しかーし。上る瞬間は見られなくても初日の出は初日の出。
しっかりとこの目にも写真にも焼き付けてきましたとも。

2021年の初日の出を寝過ごして見られなかったあなたも、他の場所で見たあなたも是非ご堪能ください。

このシルエット感がストライクウィッチーズっぽくない!?
こうなると結構夕陽っぽく見える。
日本の夜明けぜよ!

カメラを持つ手が浜辺を吹き荒ぶ朝っぱらの風でめちゃくちゃ悴んだけど、逆に清々しくて年が明けたという実感が強い新年だった。

最後に

初めてわざわざ初日の出を見に海岸まで行ったけど、ご覧の通り非常に神々しくて晴れ晴れとした気持ちになれるし何年かに1回また行ってもいいかも。

車の数を見るにだいぶ”密”だったらどうしようかという懸念も、流石浜辺はだだっ広くて人が多くても人口密度はかなり疎。近所の路上よりよっぽどディスタンスだったわ。

何はともあれ。

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞキキの旅行社をよろしくお願いいたします。

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