グンマーのモツ煮はご存知だろうか?
一般的には居酒屋の定番商品として全国に認知されていると思うが、実は群馬県は知る人ぞ知るモツ煮込み大国らしく、それもビールのお供ではなく白米と一緒に定食として供されるらしい。
そんな中でも渋川市にある永井食堂は、ケンミンショー等でも紹介されておりモツ煮を食べに県外からも人が訪れるほどの有名店である。
折角沼田まで行くんだからお隣の渋川市のここで朝ご飯を食べようという話になったのだ。
赤城ICで関越道を降りて国道17号線を北上すると左側に見えてくる建物がこちら。

混雑を避けるため、9時20分頃に着いたにもかかわらず20台ほど止まれそうな駐車場には既に何台もの車が。

店内はカウンター席のみでやっぱり20人弱くらい座れるようになっていて、着席すると同時に注文を聞かれるのである程度心づもりをしておいたほうが良いかも?
そのためにもまずはメニューをご紹介。

実はこの下にちょっと見切れてるホワイトボードにも何個かメニューが書かれてるから要チェック。

今回は家族3人で行ったのだけど、普通は全員モツ煮を注文するところ母と僕はモツが苦手なので、父のみモツ煮定食590円。母は厚揚げハンバーグ280円、僕がラーメン320円、それと単品でポテトサラダ100円と260円の目玉焼きを追加。
ちなみに店員のお姉さんは『全員モツ煮定食だよね?』という勢いで聞いてくるので、ラーメンなんぞ頼んだ日には多少の驚きを持って見られたね。いやいやいや、メニューに乗ってるからいいじゃん!
流石、お客さんの全員が全員モツ煮を食べるような店、モツ煮の提供スピードは眼を見張るものがある。

ちょっと食べてみたけど、これは。。。モツが苦手な人でも全然大丈夫! と言いたいところだけど、正直僕は無理。結構モツ特有の風味(僕的には臭み)が香ってくる。モツが大丈夫な父も「味付けもイマイチだし、具もイマイチだし」とのこと。
期待が大きかっただけに落差も激しい。

次に出てきたのがハンバーグ。モツ煮が早いのは分かってたけど、予想としてはラーメンのほうがハンバーグよりは早いだろうと高をくくってたからちょっとビックリ。
味は胡椒を中心に香辛料がかなり強く効いていて定食屋で出てくるのを期待するような方向ではない上、厚揚げの原料感が意外に強く残っていてこれはイマイチ。

最後に肝心のラーメンだが、これは、これはっ!
結論から申し上げますと非常に美味しく有りません。
ビジュアルは鶏ガラベースのシンプルなラーメンを彷彿とさせるが、一口スープを啜るとこのラーメンの真髄が分かる。
No 醤油、No ラーメン
出汁とはなんぞや? と言わんばかりの醤油をお湯で割ったようなスープ。定食屋だし当たり前のように市販品なのかと思いきや、こんなラーメンを食べたことはない。というか、そもそもこんなスープのラーメンを市販しているのだろうか。
昨今の1000円することもあるようなラーメン価格からして320円は破格! 破格だが、このラーメンの値段だとすると高いと言わざるを得ない。


サイドメニューの目玉焼きはもう、普通の目玉焼き。それ以上でもそれ以下でもないド直球なお味。
ちなみに半熟なので焼き加減はGood。
ポテトサラダ! ポテサラは今回食べた全メニューで一番美味い。The ポテサラを貫いていて、これで100円ならサイドとして十分なコスパ。
問題は他のメニューがあまりにも好みじゃないから、もう2度とこの店には行くことはないということかな。
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